6年生ふるさと学習
6月18日(火)に、6年ふるさと学習を上市中央小学校2組のみなさんと一緒に行いました。
午前中は、本校で上市町の地層や化石について立山黒部ジオパーク協会の専門員の方から話を聞きました。上市町は昔、海中にあったこと、大きな力によって隆起したこと、その根拠として上市町の地層から貝の化石が見つかっていることなど、 子供たちにとっては新たな発見をしたようです。また、いろいろな場所から採取した土や小石、泥等をペットボトルに入れ、そこに水を流し込んで振ると何層にも分かれる地層づくりをしました。
座学の後、稲村の地層見学に行きました。あいにく雨が降っており、バスの中からの見学でしたが全国的にも珍しいクラップが入いる地層を実際に見ることで、大自然のスケールの大きさを感じていました。
【座学での地層学習】
【稲村の地層】
雨が降っていてバスの中から見学しました。実際の地層こちら…
白萩西部小学校で昼食を食べた後、午後からは下田村へ歴史学習に行きました。雨が止み、絶好の見学びよりになりました。
下田村は、富山県で金がとれる3つの鉱山の一つです。最盛期には千人を超える鉱山夫が集まり賑わった地区で、加賀藩直轄の金山として栄え、藩の財政を支えてきた場所です。
現在は、誰も住んではいませんが、下田ふるさとの会のみなさんが、この場所を管理しておられます。子供たちは、金や銀、銅がとれた当時の坑道内や道具などを見学しました。坑道は全て手掘りだったことを聞き、昔の人たちのすごさに驚いていました。また、世界でも金があまり採られない貴重なものであることやその価値を知り、上市町で金が発掘されることのすごさを感じていました。
坑道内は暗く歩きにくかったですが、壁面に金や銀、銅の鉱石を見つけ時には思わず歓声が上がりました。
【下田村の散策や当時の金鉱の資料を見学しました】
【モリアオガエルの産卵の様子】
【坑道内を見学しました】
【下田ふるさとみなさんへの御礼のことば】
今日1日、上市町の自然や歴史を学習しました。「立山・黒部ジオパーク協会のみなさん」「下田村ふるさとの会のみなさん」私たちのために、いろいろと教えていただき、本当にありがとうございました。