上市町小学校の統合って必要なの?~6年生社会学習~
今、6年生は社会科の公民学習で「子育て支援の願いを実現する政治」を学習するため、上市町の行政が進めている小学校の統廃合を教材としています。「子育て支援の願いを実現するために、上市町は小学校を統合するとよいだろうか」という単元を通した学習課題で話合いを進めています。
「なぜ、統合問題が議題に上がってきたのか」「上市町の人口の変化や出生との関係」等、様々な資料から学習課題に真摯に向き合っています。単元当初は、「統合したくない」「相ノ木小学校がなくなるのは嫌だ」と感情面が優先された意見が多かったです。しかし、各小学校区での説明会での保護者の参加率や話の内容等から、上市町全体で考える必要性があると感じました。そして何より、今、学校に通っている子供の意見も聞いてほしいという願いをもちました。
そこで、6月6日(水)には町議会の見学、7日(木)には町教育委員会の事務局長を講師として招き、子供たちの考えていることや質問を聞いていただいたり、答えていただいたりしました。町教育長にもご来校していただきました。
子供たちは、自分の思いを素直に事務局長さんに尋ねていました。「統合は絶対必要なの?」「統合ありきで今後は進んでいくの?」「統合したら相ノ木小学校はどうなるの?」
一人一人の様々な思いが話される中、時間が足らなくなり、まだまだ聞きたいことや教えてもらいたいと残念がっている子供たち。これからの上市町の教育に対し、子供たち、保護者、地域の方々、そして私たち教職員も真剣に考えなくてはいけない岐路に立たされていることを改めて実感しました。